永遠の0

e0132508_11205324.jpg 映画が大ヒットしている百田 尚樹さん原作の「永遠の0」を読んみました。文庫版ですが、608ページという長編です。通勤電車の中で読むにはいささか重いというか、相当に重かったです。

 「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。

 
 史実に無かった事や、架空の人物だということが取り沙汰されていますが、本当に大切な部分は生命の大切さと、人を思うことの尊さだと感じました。当時、殆どの人は心の底から戦争賛美などしていなかったことも容易に想像できますし、死ぬことが美徳ということも建前であったのだろうと推し量れます。

 戦争という話題は、そもそも非常にセンシティブであり、過去にあった戦争を語るということはなお一層難しいことだと思います。何故ならば、そこには否定という攻撃が必ずついてまわるからです。しかし、そういった話題を通して生命の大切さや、人を愛する気持ちを伝えることはとても尊く意味のあることだと思います。個人的にはそんなことを考えさせられた良い一冊だと思いました。
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by alchimista01 | 2014-02-18 23:14 | 精神への神饌

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