眠れる遺伝子のスイッチ

先日、人間の遺伝子は38億年の全ての生命の記憶を宿しているという話を聞きました。

非常に気になり諸々調べてみたところ、世界的な物理学者で哲学者であるアーヴィン・ラズロー博士に辿り着いた。ラズロー博士は、55人の科学者・芸術家・宗教家を集め地球の未来に様々な提言を行っている世界賢人会議ブダペストクラブの主宰者であり、世界的に認められる天才ピアニストでもあるそうです。

人間への進化確立を量子物理学的に言えば、この地球に最初の生命が誕生して以来、わずか38億年の間に人間のような超複雑な生命体に進化する確率は、例えばごみの島に一陣の風が吹き、舞い上がった様々なごみが集まった瞬間にジャンボジェット機ができてしまう確率と同じぐらいに、あり得ないことらしいです。

しかし私達はいまここに存在している。ということは、我々人間はただ偶然のつみ重ねに依って生れたのではなく、宇宙の真空に記憶されている過去の全ての生命の失敗や成功から情報を得て、極めて効率よく今のような姿に進化したとのことです。

つまり、私達は60兆個もの様々な細胞が人智を超えた見事なバランスを保つことに依って生きているのは、その細胞の一つ一つが過去の38億年の全ての生命の記憶を宿している。そして、今生きている私達の一瞬一瞬の営みが又、未来の全ての生命に受け継がれてゆくということです。

という話を受けて、思うことは「人間は全てのことができる可能性を秘めている」ということです。恐らく現在は必要な遺伝子しか目覚めておらず、不必要な遺伝子は休眠状態にあるのではと思います。そう考えた時に、眠っている遺伝子を目覚めさせる方法があるのだと思います。

ここでふと思い浮かぶ言葉は「綺麗な蓮華は泥の沼にこそ咲く」です。

生命の進化の歴史を考えた時、それは「死」からの回避であったと習ってきました。凍死を避けるための火の使用であり、巨大な動物に殺されるのを避けるための道具の使用であり、生存確立を上げるための集団形成に於ける言語の発達であったと、しかしそれは既に遺伝子が知っていたことを「死」という危機的状況に置かれた人間が目覚めさせただけのように思えます。

そして最後に思うことは、苦しみや悲しみという危機的な状況の渦中にこそ自分の中に眠っている「新たな力」となる遺伝子を目覚めさせるスイッチがあるのではないかと思えます。
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by alchimista01 | 2009-03-18 18:48 | 一思案

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