孤独と熟成

 「熟成」と言う言葉を聞くとワインやチーズを思い浮かべる人も多いと思う。そのワインやチーズは、ほろぐらい場所でひっそりと美味しくなるための時間を過ごしている。

 人間に対して「味が出た」とか「味が出る」という表現を使うことがしばしばあるが、そういったモノが出て来るための大きな要素が「孤独」だと思う。

 「孤独」と言ってもワインやチーズのように日の当らないところへ引き籠るという話では無い。自分自身をよく見つめて、考え抜き「こうしたい・こうなりたい」ということを決断し、選択していく時間である。もちろんそれを家族や、恋人等に話して理解を得ていくことは必要である。

 そういった時間を持たずに、いつも誰かと居る、いつもTVを観ている、いつもネットでやりとりをしている人に「味がある」わけがない。

 自分を振り返り「何がしたいのか!?」「どうありたいのか!?」を永遠かと見紛う時間考え抜いてこそ美味しく味のある人間へと熟成されていくのである。

 つまり悶々と考えてる時間は、人間にとって必要不可欠で、至極正しいのだと思う。
[PR]

by alchimista01 | 2012-08-07 12:03 | 一思案

<< 伝説のノート 同じ処には居られない >>