「錫」のぐい呑みと片口

 酒や食事というものはただ口に入れて腹が満たされ、酔いが回ればいいという訳ではない。見た目、音、香り、触り心地、そして味というように五感「眼、耳、鼻、舌、身」で味わってこそのものである。その体現たるものといえば、わが国の伝統的な料理である「懐石料理」である。世界各国のそれと比べてもとりわけ見た目にこだわり、もはや一つの芸術作品と言っても過言ではない。

 また、季節感を先取りした粋な演出は、四季の移ろいという環境的な特性を背景に持つ日本独特の「美意識」そのものである。

 そういったことを慮るに「酒器」というものはとても重要である。因みにこの「「錫」のぐい呑みと片口」はきりりと冷えた「純米吟醸酒」や「吟醸酒」の温度を上げずに頂く際に重宝する。難点は、まずい酒を注ぐとハッキリまずさが分かってしまうので「酒」を選ぶ「酒器」である。
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by alchimista01 | 2012-04-10 12:36 | 愛すべきモノたち

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