能動的孤独の効能

 【われわれの一切の悪は、独りでいることができないところから生じる。そこから賭事・奢侈・放蕩・酒・女・無智・悪口・羨望・自己と神との忘却などが生じる】というフランスのモラリストラ・ブリュイエールの言葉がある。その通りであると思う。

 さて、孤独という言葉を和英辞書で調べると ロンリネス(Loneliness)とソリチュード(Solitude)という2つの言葉がみつかる。ソリチュード(Solitude):独りでいること、ロンリネス(Loneliness):独りぼっちで寂しいこと。 (▼solitudeは自分の意志で独りでいることで,必ずしも寂しい気持ちを含まない)とある。

 しかし、多くの人の言う孤独とはロンリネスである。SNSやメール、ネットへの依存、いつもグループでしか行動しないということも含めて非常に「受動的孤独」に苛まれている。だからこそ深みと面白さに欠ける。不可も無いが、可も無い人間になってしまうのだ。

 「能動的孤独」とは、自分と世界とのダンスの様なもので、一人で音楽を聴くことや、森を歩くこと、新しい料理を食べること、知らない人と話すこと。そしてそれを一人きりで噛みしめたり反芻したりする時間。そういう時間を持っていることは人間を豊かに、如いては人生を豊かにするのだ。今度の日曜日、一人で何か新しいことをしてみよう。
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by alchimista01 | 2012-02-07 12:28 | 一思案

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