手放し難きを手放す

 引越しによる環境の変化と、それに伴う心身酷使によるストレスで喫煙習慣が復活してしまった。約1年間禁煙をしていたにも関わらず習慣とは恐ろしい力を持っているものである。

 「喫煙習慣」そう、それは生活、いや!人生の一部であった。高校で留年が決定しラスベガスに向かった空港でも、はじめて彼女達とのトリプルヘッダーに死ぬかと思った日も、インドでインドカレーを注文し「はっ!?」という顔をされた昼下がりのレストランでも、常にかたわらにタバコがあった。

 オレは思う。今までの生き方で、心底「幸せだ―!!」叫べるような幸せを公私共に掴めていないとしたならば、生き方そのものを変える必要がある。その為には何かを手放さなければならない。そしてそれは往々にして最も手放し難いものである。

 人によってはそれが、プライドだったり、優柔不断だったり、見栄だったり、ハイヒールで踏まれるプレイだったりするだろう。オレの場合は「依存」である。それはことの大小はあれども、会社や家族、友人や恋人という自分を取り巻く環境の全てを浸潤している。つまりオレにとって禁煙とは、「依存」からの脱却、いや「依存心」の滅却である。

 最後に、この最大の敵との戦いに見事勝利する時、人生に一縷の新しい光が指すことを信じて止まない。
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by alchimista01 | 2011-12-21 12:12 | 一思案

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