願いは叶う

 これは、一人の男の願いが叶うまでの感動に溢れた25分間の物語である。これを読み終えた時、あなたは神や仏といった何か、人を超えた存在を感じずには居られないだろう。

 それは6月23日(木)の夕方のことだった。

 打ち合わせを終えた男は、汗ばむ人込みをかき分け、西武新宿駅から本川越へと向かう急行の優先席へと腰を落ち着けた。家路に付くには少し早いこの時間の乗客は買物帰りと思しき主婦や、学校帰りの高校生等が多く、席もまばらである。

 冷房のお陰か汗も引いて来たところで「次は高田馬場、高田馬場~JR山の手線、地下鉄東西線をご利用の~」というお馴染みのアナウンスが流れて来た。ドアが開けば多くの人がどっと押し寄せる。それを知っている乗客達はそれに備え、荷物を膝の上に載せたり、席を詰めたりする動作に慌ただしい。

 「プッシュ―」というドアの開く音と共に乗客が一気に押し寄せる。空席はあっという間に埋まり、次にドアの脇のスペースが埋まるという風景はいつもと変わらない。その時だった、目の前に人一人を挟んで「ミニスカOL」が乗り込んで来た。ミニスカギャルでは無く「ミニスカOL」だ、しつこいようだが、ミニスカ女子高生でも無く「ミニスカOL」である。この瞬間、男のシナプスは通常の100万倍の速さで活動し、数多くの経験の中より正解を導き出した。

 間違いない、ノ―スパッツ、ノ―レギンス、ノ―見せパン、ノ―ジャージだ!というのも昨今のミニスカ事情に詳しい男に言わせると、この数年は「パンチラ低迷期」だと言う。女子高生はジャージを履き、ギャルは見せパンを履き、若い主婦ですらスパッツやらレギンスを履いている始末である。つまり「ミニスカOL」だけがこの国のパンチラ文化の最後の性域!?いやっ、聖域【サンクチュアリ】なのである。ということらしい。その理由は「パンスト」という文化の浸透が「ミニスカOL」を最後の聖域であらしめる最大の要因であると言う。そして目の前に立つ「ミニスカOL」も例外に漏れずパンストを装備している。

 足の形は合格だ。男にとって足の形が一定の基準を満たさない女性は興味の対象にならないらしい。つまりとても重要なファクターなのである。そうなると次は「顔が見てみたい」と、いうのも言い忘れたが「ミニスカOL」は向こう向きで立っているのだ。

 「次は鷺宮、鷺宮~右側のドアが~」というアナウンスの声で前方の席の乗客が一斉に動き出した、これはもしかして、という期待に漏れず、モーゼさながらに大きく席が開き「ミニスカOL」も男の正面から左に二つづれた前の席に腰を下ろした。「ミニスカ効果を差し引いても悪くない」当たり年では無いがバローロはやはり美味いワインだ!的な感覚である。

 しかしながら、角度が悪いことと、敵のガードが固いこともありなかなか「パンチラゲッチュー」(ポケモン風に発音する)には至らない。しかしオレは祈った「神様・仏様・八百万の神様・アラー・ガネ―シャ・アフラ・マズダー・ランプの精よ!どうか我にパンチラを与えたまえ~」

 どれくらいの時間が過ぎただろう、しかし何の変化も無かった(笑)
「花小金井、次は花小金井~右側のドアが~」ふぅ、まぁ人生こんなもんだろ。。。

 しかしバットしかし「ミニスカOL」も身支度を整えているではないか。。。
「花小金井、花小金井」「ミニスカOL」降りた。キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! !

 そして男は観た!光り輝く桃色に輝く桃を。その瞬間、確かに感じた。幸せのパワーが水の波紋のようにオレから、日本へ、そして世界へ、さらには宇宙へ向けて緩やかに広がるのを。
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by alchimista01 | 2011-06-24 12:56 | けふの些事

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