側面観

 ものごとには幾つかの顔がある。阿修羅像に人間の三面である、ロゴス(論理、祈り)、パトス(情緒、怒り)、エロス(性愛、破壊)があるように、観る角度によっては、全くその性質が異なって観えてしまう。通常の視点を離れ、時には側面から観ることも大切である。

 例えば「恋人との別れ」を考えてみる。辛く悲しい日々がやって来るという面もあれば、新しい出会いへの第一歩という面もある。はたまた、趣味へ注ぐ時間の創出という側面もあれば、仕事へ没頭することによる出世の機会と捉えることも出来る。更には、それにより10年後、グレートバリアリーフでロブスターを食いすぎて緊急入院することを回避したかもしれない。つまりものごとには人が考えるよりもきっとはるかに多くの意味が詰まっている。

 ところが人は往々にして感情に任せた一つの考えに固執してしまう。辛く悲しい~明日もそうだろう~永遠に夜は明けない~自分は不幸だ・・・と、ペシミズムの輪を巡礼していく。しかし、それはその出来ごとがもたらした一つの側面でしかない。

 本当にそれによりもたらされたものは何のか!?全部考えてみる。分からなかったら人に聞いてみる。そうすると観えなかった側面(本質)が観えて来る。それはたいがい夢と希望に溢れて、とても暖かく輝いて見えるはずだ。
[PR]

by alchimista01 | 2011-05-27 12:25 | 一思案

<< 男子33にして走る意味を知る BEST OF 防災用品11 ... >>