iida X-RAY

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 iidaの新作「X-RAY」はとても斬新です。流石は吉岡徳仁、観方が少し飛びぬけています。

 たとえば葉の形状が、自然の摂理に基づくあらゆる理由によって成り立っているように、携帯電話も複雑な機構や電子部品の組み合わせによって出来上がっている。その事実を、携帯電話にとって「自然」な状態として受け入れて、手に取る人の目にかすかに見せていく。

 開発に当たっての話、素材の味を活かす調理法や、相手の雰囲気を生かすメイクに似ている。というか、それがデザインの本質だと思う。何百年も前から時計の世界では行われてきた見せ方を携帯電話で再現したことがこの度のイノベーションであり、偉大な点だ。

 新しいモノや、新しい方法を追い求めるということは得てして本質を逸することがある。しかし、新しいモノや、新しい方法を求めなければ人の時は止まる。つまり「進化」とは目的と理由を見抜く力の集積に裏付けられている概念だと思う。
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by alchimista01 | 2010-10-19 12:25 | けふの些事

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