生き抜く力

 不況という波は当分収まらない。モノが売れないから給料が下がる、そして給料が下がるから消費を控える。このデフレスパイラルは恐ろしい!その影響で利益が上がらなければ当然リストラも行われるし、新規採用も減る。するとますます消費は減る。

 しかしそんな不況の中でも増収増益を叩き出す企業もある。何が違うのかと言えば、顧客に支持をされる何らかのオリジナルティを創造する努力をしたからだ。それは、品質かもしれないし、価格かもしれない、またはオンリーワンの技術かもしれないし、徹底した顧客サービスかもしれない。形は違えど「顧客のニーズを叶えているから支持をされている」ということは絶対的に共通している。つまり、変化する顧客を見ずにセオリーを続ける企業は死んでいく。

 これを人間に置き換えた時に全く同じことが言える。この先、能力の無い人間はいらない。例えば人口12億人のインドと人口14億人の中国人の優秀な人材が日本語を必死で勉強した場合、グローバルで戦っていく企業は普通の日本人を採用する必要が無くなる。

 そうなった時、日本人は大学卒業時に少なくても中国、インドの優秀な人材と同等程度の能力と語学力を有していなければ話にならなくなる。これは少し大げさな話だと思うかもしれないが、日本の人口が減少する中で、大きな企業ほど海外へ市場を求めなければならない。もちろんそれは中小企業にも当てはまる。と言った状況の中では必然だ。

 しかし、日本人には世界的に優れた武器がある。信念と創造力と思い遣りだ。技術と緻密さと協調性という武器はもはや役には立たない。

 海外に留学経験があったり、仕事で訪れた経験があれば世界の中で「自分は何者か!?」という問いを持ったことがあると思う。この問いの答えは様々だが、要するに自分のアイデンティティは何なのか!?ということだ。面白くなければ海外では日本以上に相手にされない。たった一つ世界の誰よりも優れた能力が自分を支える。国でも企業でも無く自分が自分を支える時代が来る。

誰にも真似のできない「思い遣りある信念を持った創造」を考えていきたい。

 
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by alchimista01 | 2010-08-24 20:18 | 一思案

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