柳の心

 人間生きていれば、様々な悩みがある。取り分け、恋愛・家族・友人・職場の上司や同僚と言った人間関係に心を悩ませることが多いと思う。無人島で、一人暮らさない限り、避けては通れない道だ。そして、100人の人間が居れば100通りの考え方がある。つまり意見など違って当たり前なので、利害関係と言う、遠慮の内側に踏み込めば必ずぶつかる。

 そんな時にもし、心がガチガチに固ければ、人とぶつかった時に簡単に折れてしまう。もしくは何を言っても無駄だと思われ、誰も何も言ってくれなくなる。どちらにしても社会生活に於いて円滑なコミュニケーションは望めない。

 芯があるということと固いということは似て非なることだ。前者は人の話を聞き、良い部分は吸収し、変える必要がある部分は変えた上で、最終的な意思決定は自分の価値基準で行う。後者は誰に何を言われようが鉄のような自分の価値基準のみで意思決定を行う。もしくは、誰かに何かを言われたことにより心が折れてしまい、自分の意志では何も行わなくなる。

 後者のような生き方は、とてもしんどい。誰よりも賢く、優秀で完璧であることによる他者からの尊敬という一点のみに於いてコミュニケーションが成り立つからだ。または、永遠に自分の意志を押し殺して、他人の顔色をうかがって生きなければならないからだ。個人的には、鉄の心は嫌いでは無いが、悩みを無くして楽に生きる為にも柔軟な柳の心でありたい。
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by alchimista01 | 2010-07-03 23:58 | 一思案

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